PLAY CLAN
こんにちは。くぼっちです。今年のデリーは異常に雨が多いらしく、例年に比べて気温がぜんぜん上がりません。暑さが苦手なくぼっち、大喜びです!ヒンディ語の先生とこのことについて話していたら、「アンタに神様がついてんのよ。よかったね」といわれました。急なスピリチュアル発言でくぼっちびっくり!とにかく神さまありがとう!ありがとうぉぉぉおおお!
「いいってことよ」
神といえば、私が花も恥らうJKだったときに「暇を持て余した神々の遊び」というコントが流行っていました。私はそれが好きでしょっちゅう神になっていたのですが、今はもうテレビで見られなくなってしまいましたね。きっと天上界に帰ってしまったのですね。今回は神の遊びではなく、アタマカクカク族の遊び「PLAY CLAN」(プレイ・クラン)をご紹介します。
「PLAY CLAN」はインド最高の服飾専門学校「NIFT」(ニフト)の卒業生であるHimanshu Dogra (ヒマンシュ・ドグラ)が、2008年に立ち上げたデザインカンパニーです。服やバッグから雑貨、家具、絵画、ウォールアートなど様々な製品やサービスを販売しています。
「PLAY CLAN」のデザインの特徴は、カクカクグラフィックで表現したクール・インディアです。歴史的・文化的・地理的なインドの象徴を、カクカクのグラフィックで表現します。「PLAY CLAN」には約20人のデザイナーがおり、そのうちの多くがカクカクのグラフィックを用いたデザインをつくります。だからこそこのブランドは、異なるデザイナーが異なるテーマのデザインを出してもどこか雰囲気が共通しています。もちろんこれ以外に、手書きの風合いが素敵なデザインをつくるデザイナーもいます。
ガンジーですらこの遊ばれよう。
オールドデリーの街並み。
インド人さんたち
「PLAY CLAN」はその独創性から、様々なイベントやブランドとのコラボを果たしてきました。Paul SmithとはPaul Smithカラーを使ったバッグを、ウォッカのAbsolutとはAbsolutのビンの形を利用して作成したミニBARを。そして日本ファッションウィーク推進機構が各国で開催する「TOKYO Fashion Week in INDIA」ではキービジュアルの役割を果たし、VIP参加者用のトートバッグやウォールアートを作成しました。
Paul Smith
Absolut
TOKYO Fashion Week in India
くぼっちが購入したバッグ。縦長のカタチがかわいいです。A4サイズのノートがすっぽり入ります。デザインは、南インドの伝統舞踊「カタックダンス」で施されるメイクがモチーフ。なんでもポイポイ入れられる使い勝手の良さと、目玉ぎょろりなプリントがくぼっちアンテナにヒットしました。どんな服着たときに持てばいいんだコレ。
このTシャツもくぼっちのもの。留学生の私がアイロンというものを持っているはずがなくシワシワなまま掲載。これは有名なヒンドゥー教の聖地バラナシをモチーフにしたデザインなんだそうです。青い部分はガンジス川で、赤とオレンジの部分は街やガート(沐浴場)でしょう。ほんとうはガンジス川なんて全然青くないし、バラナシの街はクサすぎて頭痛がするほど汚いところです。
しかしこのTシャツは、そういった表象的なことを取っ払ったときにバラナシが持っているエネルギーを表現したものなのではないでしょうか。その妄想ストーリーから「インドでしか買えない感」を見出し購入。ちなみにバラナシに行ったことはありません。
ちなみにTシャツを買うと、こんなオサレな箱に入れて渡してくれます。インドで初めて、Tシャツを箱に入れられました。こんなに大事に扱ってもらえて、Tシャツとしても本望だと思います。
ここの服やバッグはかなり主張が強いので、日本人が手持ちの服になじませるのはかなり難しいです。「PLAY CLAN」のTシャツを着たら下はジーンズ、というシンプルなコーディネートがよいのではないでしょうか。女性はいつものメイクだと顔がまけてしまうので、カラーアイライナーなどで色のポイントをつくることをオススメします!!
「PLAY CLAN」の雑貨や服の価格帯は500円~10000円。インド国内では、ニューデリー(メヘルチャンドマーケット)、チェンナイ、ポンディチェリ、ゴア、コチに直営店があります。インドネシア(バリ島)、ロシア(エカテリンブルグ)にも店舗があるそうです。
くぼっちの友人ヨガファイヤ愛さんがうつりこんでしまったこれはデリーの店舗。
もちろん、WEBショップもあります!
見ているだけで、アナタも「PLAY CLAN」のとりこ。立派にPLAY CLAN(遊び族)の一員です。あれっ、なんか頭が角ばってきた気が・・・?